【読書の雑学】子どもが本好きになっちゃう!家族でできる読書習慣のつくり方。
今回は論文や記事、本などからピックアップした雑学を紹介します。
今日のテーマはズバリ「読書」。
じつは先日のアンケートで「子どもが読書をするようになるために家庭でできる工夫ってありますか」というご質問をいただいたので、色々と調べて来ました。
✉️ ちょっとCM
先日新たにつくった小さい暮らしを豊かにするための方法を伝えるnoteのアカウント”ちいくら”。
新しい記事を書きましたので、ぜひこちらも!
小さい暮らしは「好きなモノで満たされる暮らし」が豊かさのポイントだと思うのですが、意外と自分の「好き」や「センス」に自信がない、と思ってしまうこともあります。
このnoteでは、自分の一番好きなインテリアを見つける方法をご紹介しています。
▶ 読書をすることのメリットは計り知れない
子どもの読書離れが言われるようになっていますが、子どもに本を読んでほしい、という親心は変わらないのではないでしょうか。
国語力の向上はもちろんですが、なんと読書量と算数も関係があるといいます。(※1)
たしかに、計算よりもまずはその問題が何を問う問題なのかが読解できなければ、問題を解くこともできません。
また、学研がおもしろい調査をしていて、なんと子どもの読書量が多いほど、家族との会話も多くなるとのこと!(※2)
同じ調査では、他にも読書量が多い子のほうが熱中していることの数も多くなるとか。
子どもの読書メリットはたくさんあるので、今日はあまり紹介しませんが、いずれにせよ本嫌いになるよりは、子どもにはぜひ本を楽しんで欲しい。
と、言うことで。
子どもが読書を楽しめるための研究や記事を色々とご紹介します!
▶ ママの3倍効果的!?パパの絵本読み聞かせ
何よりもまずおすすめなのが、絵本の読み聞かせ等の「読書体験」です。
ハーバード大学の研究(※3)によれば、パパの絵本読み聞かせは子どもの言語能力アップにとても効果的だとのこと。
ちなみに、ママの読み聞かせは認知能力(問題解決能力)の向上に貢献するらしく。
ぜひ、夫婦ともに子どもに絵本を読み聞かせしてあげたいですね。
子どもの読書について調べたベネッセ教育総合研究所と東京大学社会科学研究所が共同で行った研究(※4)がとてもおもしろいので紹介します。
◉家庭内の蔵書数が多いほど、子どもの読書時間が長い!
まずひとつめは、子どもの読書時間が長い要因について。
【小学生から高校生の読書に関する7年間の追跡調査データ】より
家に本が100冊以上あると、30冊未満の場合より倍近く読書時間が長くなるとのこと。
わが家も家に本がたくさんあるのですが、小4の娘が「パパ、この本面白い?」と僕の本棚をあさったりしています。読める本も、読めない本もありますが、自由に手に取れる選択肢が多いって子どもの好奇心を刺激するのかもしれません。
僕も、子どものころ、父親の本棚を勝手にあさって、色んな本を読んでいたなぁ。
◉親が「読書って大事だよ!」と働きかけることも効果的!
また、親の働きかけも効果的なようで、
【小学生から高校生の読書に関する7年間の追跡調査データ】より
読書の大切さを伝えるほど、読書をする習慣が身につきやすくなるようです。
あんまり口うるさく言うと嫌がられそうですが、親が楽しく読書する姿を見せてあげるなんてのもいいかもしれません。
◉未就学時代の読み聞かせが中2までの読書習慣に影響!
そして、この研究の面白いところは、7年間、同じ子どもたちを追跡調査した点です。
それによると、未就学時代に読み聞かせをたくさんすると、その後の読書時間も長くなる傾向があるとのこと。
【小学生から高校生の読書に関する7年間の追跡調査データ】
いまは動画とか、アプリとか色々とありますが、一緒に本を読むことは子どもに本を読む習慣をつける最良の方法なのかもしれません。
これに、パパの読み聞かせが効果的だと言うのだから、パパが読み聞かせをしない理由がもうありませんね!
◉ 親の読書習慣が子どもの読書習慣を養う!
また、2015年に学研と講談社で行われた調査(※5)によれば保護者の読書量が多いと、子どもの読書量も多くなるとされています。
▶ 本棚の工夫
さらに、ここでご紹介したいのは子どもが本に興味を持ちやすくなる本棚の工夫です。
僕も、子育て家庭のためのモヨウ替えコーディネートを行っている中で、よく使わせてもらっている本棚テクニック。
今回参考にさせてもらうのは、家庭教師で塾ソムリエの西村則康氏が推奨している本棚のつくり方。
◉ 本棚は親子で共有しよう
「パパの本棚は勝手に触っちゃダメ!」そんなルールを家庭内で作ったりしてないでしょうか?
もしそうだとしたらとてもモッタイナイ。
子どもは自分が読めそうな本、じゃなくて「おもしろそうだな!」と思った本に興味を持ちます。それを手にしたけど、難しくて読めない、なんてことは別に関係ありません。
今は読めなくても、いつか読んでみよう、と思うことが大事。
わが家でも、僕が持っている仏像の本を娘が手にして「これ読んでいい?」と読み始め、仏像好きになって、僕と一緒に仏像巡りを楽しんだりしています。
親子で「あれは阿弥陀如来だね!」とかって言い合ってると、何だか不思議で、でも面白かったりします。
◉ アラカルト本棚のすすめ!
並べ方で面白いなと思うのが、本屋さんで言うところの面陳列をすること。
自分の本ですみませんッ!
面陳ってこの写真のように、表紙を見えるように本を並べることです。
子どもに「この本を読みなさい」と強要するのはダメ、とはよく言いますが、こうして読んで欲しい本を目立つように並べる仕組みづくりは、かなり効果的とのこと。
この方法で子どもの興味をグッと引き付けて「ねぇ、この本読んでもいい?」と言わせたらガッツポーズです。
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▶ 編集後記
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
わが家は娘も含めてみんな読書好きなので、今回の雑学は本当におもしろかったです。
ちなみに、いま読んでいてめちゃくちゃおもしろいのがテッド・チャンの「息吹」という短編集。
SFなんですが、自分の存在について色々と考えさせられます。
SFって、ただの空想物語じゃなくて、その世界を通して伝えたい普遍的なメッセージの深さが、おもしろさのポイントだよなぁと思ったり。
あ、こんなことを語り始めるとまた長くなっちゃいます…。
では、また!
参考文献
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