あなたにとって「大切にしたいもの」は何ですか?──改めて自己紹介2025

こんにちは。家事シェア研究家の三木です。
最近ははじめましての読者さんもたくさん増えて来たので、今日はあらためて自己紹介をさせてもらおうと思います。
自己紹介の最新版。
ということで、いまの活動に至るまでの原体験から、いま時点での思いなどをお話します。
もしよかったら、最後までお付き合いください。
「ただいま!」と帰りたくなる家庭を増やしたい
人には色んな価値観があるけど、僕にとって「家庭」はとても大切な、自分の居場所です。
「誰もが、そうであるべき」とは、ちっとも思わないけど、家庭が息苦しい、というよりは、家庭が心地良いと思う人がひとりでも多くいてくれたらいいなと思います。
僕は30歳で、結婚をして、起業もしました。
その際、自分がどんな事業を起こしていくかを考えるにあたり、自分の奥深くを探索していきました。
思い出されたのは、小学校時代にいじめられていた経験。
これは本当に苦しかった。
子どもにとって学校に居場所がない、ということは、自分の社会の半分を失うようなものです。
いまから35年近くも昔。いまほど子どものための居場所なんて多様化されていない時代だったので、家と学校しかなかった。
ただ、幸いにも家庭は、僕にとって心地よい居場所でした。
そしてそれは、唯一の救いでもあったのです。
そんな幼少期から20年が経ち、30歳になった僕は結婚をすることになりました。
はじめて、自分で「家庭」をつくる、というフェーズに入ったのです。
まずは、僕と妻にとって、この「家庭」が自分たちの居場所になるように。
そして、子どもが生まれてからは、この子にとって安心で安全な居場所であるように。
家族が「ただいま!」と元気よく帰ってきたくなるような家庭であるように。
そう思って、妻や子どもと話し合いながら、一緒に家庭を築いてきました。
僕自身が、自分のビジョンを体現すると同時に、それは僕の仕事でのビジョンでもあります。
同じように「ただいま!」と帰りたくなる家庭を、ひとつでも増やしていきたい。
「僕と一緒に、そんな家庭を育んでいきましょう!」
そんな気持ちで、活動を続けてきました。
最初の数年間は、仕事らしい仕事もなく。
「君の想いはいいけど、哲学じゃ飯は食えないよ」
と起業支援をして下さった経営者さんからは言われ続けました。
自分でも何をすればいいのかわからないまま、ただただ「家事シェア」って価値観が広まるようにと、発信だけは欠かさず続けてきました。
すると、少しずつ、講演会の依頼が増え、行政や企業との仕事が増え、応援してくれる人が増えていったのです。本当に本当に、一歩ずつの歩みでした。跳ねることなく、ティッピング・ポイントと呼べるような転換点もなく、ただただ歩を進めた分だけ現実的に進んできました。
そういう意味では、僕にはビジネスの才能はなかったのだといまでも思うし、でもただ諦めずに歩き続けるってことだけはできた、とうことかもしれません。
それでも歩き続けて来られたのは、「ただいま!」と帰りたくなる家庭、というビジョンが、ただただ僕の存在意義にまでなっていたからに過ぎません。
自分にとって大切なものを、ちゃんと大切にできる世界を創造する
僕はいま、これまで思い描いてきたビジョンを、もう少し深めていきたいと思っています。
そうして生まれた、僕にとっての新しい理念。
自分にとって大切なものを、ちゃんと大切にできる世界の創造
この理念に込めた想いや、できるまでの経緯はこちらのnoteに残してあります。
これを読んでくれているあなたは、いまいくつでしょうか?
ぼくは今年、45歳になりました。45歳になって、それでも自分の中に新たな理念が息づくとは思ってもいなかった。
きっと、年齢も、働き方も関係ない。
自分の中に、大切にしたいものがあって、それをちゃんと大切にできることって、とても幸せなことなんだろうと思うのです。
僕にとって大切にしたいものは。
家庭。仕事。子ども。自分の身体、そして気持ち良い精神。自分自身を裏切らないことで、家族や社会を裏切らずに生きていけると思っています。
大切にしたいものなんて、人によって違う。
だけど、僕が大切にしたいものを大切にすることは、あなたが大切にしたいものを踏みにじることではないはずです。逆も然り。それなのに、社会ではあたかも誰かの成功は、誰かの不幸であり、誰かの主張は、誰かへの誹謗中傷であるかのようです。
僕は、つくづくそんな世界に疲れてしまいました。
だから、せめて僕の周り。半径5メートルは、大切にしたいものを、大切にすることができる世界でありたい。
そうした想いを込めて、いまWell-Workという言葉と概念をつくり、広めていこうと考えています。Well-Workについては、以前のニュースレターでも少し触れています。
これは、いま製作中の家事シェア白書2025の制作チームメンバーと共に生み出した新しい概念です。まだ細かな定義付けなどはこれからですが、何年かして、この言葉がメディアなどでも使われるようになっていけば、働くことと生きることの分断を少しはなくすことができるのかな、と思っています。
では、また!
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