子ども向け家事シェア絵本なのに「お手伝い」が一度も出てこない理由
こんにちは! 家事シェア研究家の三木です。
年末から体調不良が続き、発信が滞ってしまっていました。
色々と落ち着いてきて、また新たな情報発信のための準備も整ってきました!
と、言うことで久しぶりのNewsletter。ぜひ最後までご覧ください!
子どもたちには、小さい頃から「家事」をしてもらいたい。
きっと多くの親御さんが、そう思いながらも、「でも、毎日が忙しすぎてとてもそれどころじゃない」というのが現実かもしれません。
著書「チーム家事」でも書きましたが、わが家では娘が5歳のころから「トイレ掃除」をはじめ、片付けや料理などをやらせてきました。
お手伝いからはじまり、11歳になるいまでは家族の一員として、やるべき家事を担当してもらっています。(とはいえ、全然やらないときもあれば、ぶーぶー文句言うことだって普通にありますけどね!!)
講演会などでも「どうやって子どもに家事をやらせたらいい?」という質問をもらいます。
そのひとつの答えになる絵本が、ついにできました。
今日は、ぼくが監修として携わってきた「家族戦隊 カジレンジャー」に込められた、裏話をしたいと思います。
「家族戦隊 カジレンジャー」がくもん出版から3月2日発売!
ふつうの家族に見えるけど、ぼくの家族には秘密がある・・・・・・。
家族がチームになったとき、家族の平和を守るためにたたかうヒーロー、カジレンジャーに変身するんだ。
・・・・・・家事がたまるとあらわれる家事かいじゅうたちを、レンジャーそれぞれのとくいわざで退治!
ありがとうパワーを伝えあえば、カジレンジャーはどんどん強くなる!・ありそうでなかった、「家事」がテーマの絵本。子どもたちに、家族みんなで家事をすることの素敵さを伝えます。はじめての家事のきっかけにも!
・作者の粂井優子さん×監修者、家事シェア研究家三木智有さんの対談『子どもと一緒に、家族をチームに』収録
この絵本には、「子どもと一緒に家事をする」ために、大切なことが随所に散りばめられています。
ただ読んでるだけでは気づきにくいかもしれないですが、監修者自ら「考察(?)」したいと思います。
📺️ちょっとCM:配信アドレスの変更と「AI家事診断(仮)」のお知らせ!
来週から、このニュースレターの配信システムを変更します。
これまで「theLetter」から配信してきましたが、 今後は新しいシステムからお届けすることになります。
お届けする内容はこれまでと変わりません。 むしろ、今後はより皆さん一人ひとりに合った情報を お届けできるようになります。
新しいメルマガは、「info@tadaima-life.jp」というアドレスから送信されます。
と、言うことでアドレスが変わるため迷惑フォルダに振り分けされてしまう可能性がとても高いです💦
そこで今月は移行期間として、このtheLetterと新メルマガの両方にお送りします。
そして、詳しくは来週の配信でお知らせしますが、じつはいま面白いプレゼントを作成中です。
それが「AIを使った診断シート(仮)」です。
時間がない、何を改善したらいいかわからない、家族でどう家事したらいいかモヤモヤする。
そんな色んな悩みを診断できるAI診断です。
こちらについても、詳しくは来週またお知らせしますのでお楽しみに!!!
カジレンジャーから読み解く、家族で家事するために大切にしたいこと
◉ 子ども向け絵本なのに「お手伝い」という言葉が出てこない
じつは、この絵本には「お手伝い」という言葉が出てきません。購入してくださった方はぜひよーく見てみてください。
お手伝いではなく「家事」という表現になっているはずです。
この小さなこだわりは、家庭の中でもぜひ大切にしてもらいたいと思っていて。
では「家事」と「お手伝い」の違いはなんでしょうか。
「お手伝い」とは言葉の通り、「自分以外の誰か(たとえば親)がやるべきことを、やってあげること」です。
ですが「家事」とは「生活をするうえで家族みんながやるべきこと」です。
すごく小さな意識付けですが、子どもが成長するにつれてこの言葉の持つ影響力は非常に大きくなっていきます。
たとえば中高生になると、「勉強や部活が忙しくて家のことなんて全部親まかせ」となりがちです。
このとき「お手伝い感覚」のままだと「なんで自分のことが忙しいのに、親の手伝いまで」となってしまいますが、「家族事感覚」を持っていれば「なんで家のことやらなきゃいけないのか、意味わかんない」とはなりようがありません。
もちろん、面倒だしやりたくないし、親に任せれば楽ちんだしって気持ちがなくなるわけではありません。ですが、「お手伝い」か「家事」かというのは、もっと根っこの土台の価値観に値する部分です。
以前聞いた話では、大学生になった子どもの一人暮らしの家に、週1〜2回、お母さんが部屋の片付けに行ってあげてる、という方もいました。
「そんなのありえない」と思うかもしれませんが、程度の差こそあれ家事が「親の役割」という意識が強いほど、こうした過剰なケアから抜け出すことが難しくなります。
◉ スーツ姿で働くパパ、エプロン姿で家事するママ像をなくした
昔の絵本って、スーツ姿で働くパパと、エプロン姿で家事するママの姿がデフォルトでした。
ですが、これからも長く読まれる絵本にするために、この従来の姿を踏襲しないことがとても大切だった。子どもが家事を「家族事」として捕らえるには、夫婦が家事を「家族事」としてシェアしていることが大切。
家族はお互いに「ケアし合う」ことでより信頼関係が深まっていきます。それは夫婦だけじゃなく、子どもも一緒。「一方的にケアされるだけの人」ではよい関係を作っていけません。
色んな家族の形がある中で、従来の姿にとらわれず、お互いがケアし合う関係性を絵本の中で表現しています。
他にも色々とこだわりはありますが、ぜひ絵本を手にとって考察してみて欲しいと思います。
今回「子どもたちにもしっかり家事の大切さを知ってもらいたい」という夢が、絵本という形で一歩近づきました。
作者の粂井優子さんは、ぼくがNPO法人tadaima!を起ち上げた当初からお世話になり、ぼくに家事の大切さを色々と教えてくれた恩師です。そんな粂井さんから「家事シェアの絵本の監修をして欲しい」と声を掛けてもらったときは本当にうれしかった。
ぜひ長く読みつがれていく本になりますように。
では、また!!
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家事シェア研究家 三木智有(みきともあり)
NPO法人tadaima! 代表理事
講演実績 述べ900回以上 | 著書2冊 | インテリアコーディネーター
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